コペンハーゲン番外編 友達のお家に泊まる
コペンハーゲン中央駅はかなりこじんまりしていた。
デンマーク人が東京に来た時に、我が家に泊めたので、そのお礼?に、我々も泊めてもらったのだ。
正直、自分の家と比べると恥ずかしくなるくらい、彼のお部屋が素敵だった。。
夕飯は、彼の手づくりごはんでベジタリアンディナー。
水で炊いた大麦の上に、煮込んだ野菜がのっている。かなりの薄味。デザートはケーキ。ビーツが効いててしっかり甘い。お土産にあげた抹茶キットカットを載せてくれる。
歳下の男の子が作ってくれた手料理を食べて、じーんとする。優しい味が沁みた。
コペンハーゲンは物価が高いので、若者たちはマンションをシェアして暮らしているらしい。
よしうめはこの旅で、ホームステイできることをとても楽しみにしていたんだけど、
彼らのお家は予想をはるかに超えた素晴らしい空間だった。学生が暮らしているとは思えない。
心地よい生活しやすそうな家。
彼らが大切にしているヒュッゲの精神をしみじみ感じる。
40平米無いくらいの、小さな室内の間取りはとても合理的。
バスルームはカーテンでトイレとシャワー室が仕切られていて、シャワー室は人が1人立てるのがギリギリ。とにかく狭いが、シャワーで済ますなら充分。
リビングに面した窓の下には、食料や食器を収納する棚になっている。ライトの使い方もすてきだ。
リビングの壁には、恋人の絵やアーティストから買ったという絵が額に入れられ飾られている。わざわざ額に入れてるのが素晴らしい。
食卓の椅子はボーエ・モーエンセンのJ39 シェーカーチェア。座り心地は最高。
セカンドハンドストア(中古屋)で買い集めたらしい。
デンマークでは18歳に親元を離れて
1人で暮らすと国から補助金が月10万くらい出る。学費も大学までタダだし、
進路に迷ったら誰でもホイスコーレと言われる生涯学習の学校で学ぶことができる。
どんな若者にもチャンスを提供するデンマークを羨ましく思う。
彼らはとても素直で自立心があるのは、そんな国の政策が関係しているような気がした。